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2013年日本版ICCデータカードの変更点

2014/05/29

 2013年から国際版ICCデータカードは、従来の"由来・発生場所別大分類"から、「よく見られるごみ」を中心に「包装材料」「衛生用品」「漁具」「その他のごみ」「小さなごみ」の6大分類に変更されました。
 そこで日本でも国内版ICCデータカードを2013年から以下のように変更しました。これまで長くキャプテンをされていた方は,熟読の上,新データカードの使用をお願いします。
 新データカードは,こちらからダウンロードできます。
https://www.jean.jp/activity/participation/

<基本事項>
日本では、使い勝手の良い従来の三大分類法を踏襲する。
調査品目については、【国際版ICCデータカードの調査品目】 -【 日本で過去ほとんど報告されなかった品目】 +【 日本オリジナル品目(日本での調査結果上位20品目)】=45品目に変更する。
 
<日本版ICCデータカードの変更点>
  • OCの新データカード品目+日本国内上位20品目で構成
  • OCの新データカード品目であっても、国内での報告数が極めて少なく(0.03%以下)、問題となっていないものは削除(見つかった場合はその他の欄に記録)
  • 品目数を減らし、使いやすさに配慮
  • 分かりにくい品目をB面にイラストで紹介
  • 【破片/かけら類】(製品の3分の2未満のもの)は、すべて2.5cm以上の大きさのもののみカウント。これは、過去の調査状況を再考した結果、2.5cmより小さい破片すべてをクリーンアップ会場全体から回収することは極めて困難であると判断し、調査品目から削除されました。なお、この2.5㎝(1 inch)という数字は、国連環境計画(UNEP)/政府間海洋学委員会(IOC)のモニタリングガイドラインによるものです。
  • 「ふた・キャップ」→「ふた」と「ボトルキャップ」に分割。「ボトルキャップ」とは、飲料用ボトルのキャップのみを指し、ペットボトル等のプラスチックキャップと王冠等の金属キャップに分ける。「ふた」とは、飲料用ボトルのキャップ以外のものを指し、ジャムなど広口瓶やコーヒー瓶のふた、化粧クリームのふた等が含まれる。
  • 6パックホルダーは継続監視。6パックホルダーは、これまで日本ではほとんど報告されなかった品目のひとつであるが、2012年製造メーカーが日本にも進出し、今後国内での流通の可能性があることから、監視を継続することとなった。
  • 「食器(わりばし含む)」→「フォーク・ナイフ・スプーン」と「カップ・皿」に分割
  • 「ボトルキャップ」(プラスチック/金属)、「(使い捨ての)カップ・皿」(紙/プラスチック/発泡スチロール)、「食品容器」(プラスチック/発泡スチロール)を材質別に細かく分類。ICCの本拠地である米国では、使い捨て型の食器類が非常に多く利用されており、その削減方策検討のために細かく調べることとなった。
  • 「袋類」→「レジ袋」、「紙袋」、「その他プラスチック袋」に分割
  • 「プラスチック・発泡スチロール梱包材」を追加
  • 「くぎ・針金」と「建築資材(くぎ・針金以外)」→「建築資材(柱・釘・トタン板等)」に統合
  • 「カキ養殖用パイプ」を細分化:日本起源の漂着ごみであり、北米西海岸にも漂着している。広島湾産の「カキ養殖用パイプ(長さ10-20cm)」と全国で使用されている「カキ養殖用まめ管(長さ1.5cm)」を分け、現状を把握するために分割した。

<今回の改訂で調査対象から外れた品目>
  • ICC対象外品目:紙片/金属破片/プルタブ/シート類/薬きょう/衣服類/くつ・サンダル/電池/自転車・バイク/自動車・部品/潤滑油缶・ボトル/物流用パレット/ドラム缶/釣りえさ袋・容器/電球・蛍光灯/廃油ボール
  • ICC品目だが国内ではほとんど見られない品目:葉巻などの吸い口/コンドーム/タンポンのアプリケーター/紙おむつ
  • 日本独自品目:苗木ポット/レジンペレット/注射器以外の医療ごみ/スプレー缶・カセットボンベ/家具

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